でも全員俺に頭を下げる…。



何か恐縮しちゃうんですが…。



「下手に出てんじゃねぇよ~…。将来はここまとめんだろ?」

「はぁ…。でも俺まだ高校生…。」

「凜を見習え。凜の態度のデカさに勝る奴はいないと思うけど…。」



まぁ確かに…。



あの人はなんでもアリだからな…。



「誰が態度デカイって?」

「凜っ!?」

「渉~、あんた今の仕事出来てるのは誰のおかげ?」

「り、凜チャンです…。」

「だよね!!じゃあカードかして?」

「なんでだよ!!」

「超欲しい車見付けたの~!!」

「車!?自分のカードで…。」

「凜のカードに限度額なんかつけたあんたが悪い。」



怖っ…。



よく離婚しねぇよな…。



「待って凜!!車だけだぞ!?」

「車だけ車だけ~。あ、今日の夜凜いないからね~。」

「う、浮気!?」

「凜、浮気なんかしないよ?渉大好きだから~!!今日はマダ~ム達の堅苦しいパーティ~。」



好きとか言われただけで…。



渉君照れんなよ…。