莉里と隼人さんをあんなに追い込んだのに…。



俺は顔見てるだけで吐き気がする。



「謝れ。」

「なんでだよ!!」

「ムカつく気持ちもわかるけど筋通すとこはちゃんと通せって言ってんだクソガキ。」



日向もムカつく…。



俺は謝んねぇ!!



「いいよ。覚悟してた事だしね?でも…。」

「…………。」

「抜けるもんなら抜いてみろ。俺は日向さんが引退するまで今の地位を誰にも譲る気はないから。」



コイツ…。



日向には勝てないってわかってるんだ…。



日向が引退したらJの天下…。



ムカつく…。



「悪いなJ…。」

「待てよ日向!!お前はムカつかねぇのかよ!!」

「俺のJに対する復讐はこいつが引退するまで俺もやめねぇって事だ。」



マジ?



俺…。



アメリカ来た意味あんの!?



モデルやめるんじゃなかったのか!?



「日向?あんた引退宣言してませんでしたか?」

「あれはウソだ。」



だ、騙された…。