俺様と双子達2

【悠陽】



アメリカに来てから2週間、こっちの高校は寮。



しかもシェアって有り得ねぇ…。



俺と同室の奴はマイケル君…。



あまり喋らないアメリカ男児…。



気まずくて窒息しそうだ…。



美羽には毎日電話をしてる。



一人で新居で生活してるみたいだ。



そして俺も明日から仕事だ…。



でも俺は何故かビップ待遇。



新人のくせに送迎アリの通訳アリ。



通訳はいらん…。



日向の息子だからか?



そんな時、日向から電話が来た。



「明日からだろ?」

「まぁな~。ってか通訳いらねぇし。」

「お前フランス語とかわかんねぇだろ。」



フランス!?



知るわけねぇじゃん。



「そっち系の奴もいるから一応な?」

「そりゃどうも。あっ日向、美羽…。」

「元気だって莉里が言ってた。だから気にすんな。」

「わかった。」



やっぱり日向とか莉里とかと喋ると若干ホームシックだ…。