俺様と双子達2

家に帰ったらパパリンもママリンも待っててくれた。



「パパリン…。あたし…。」

「新居見たぞ。悠陽に連れて行かれた~。結構イイ部屋じゃん。」

「うん…。」

「今日から住むか?」

「いいのかな…。」

「一人暮しはやっぱり不安だけどな?」

「パパリン…。」

「でも美羽があの家にいて、少しでも悠陽を近くに感じられるなら俺はイイと思う。何気に近いしな!!」



そう笑顔で話すパパリンの顔はどことなく寂しそうだった。



パパリンの気持ちが嬉しい…。



「でも週に1回は帰って来る約束。これだけは譲れん。」

「わかった…。」

「合い鍵も俺が預かってるから。何かあったらどこにいても駆け付ける!!」

「うん…。パパリン…。」

「ん?」

「世界で2番目に大好き…。ママリンも…。」

「正直者…。」



パパリンの優しさに涙が出た。