俺様と双子達2

1つの部屋の前で止まったヒナ君…。



ココ?



ゆっくり鍵を差し込んでからドアをあけた…。



家具がある…。



テレビも洗濯機も…。



ベッドには布団まである…。



「ちっちぇけどって言ってた。」



ちっちゃくないよ…。



悠陽と二人なら十分過ぎる…。



「前に隼人が住んでた部屋だ。」

「えっ!?」

「家賃高いから借り手がいなかったみたいだぞ?」

「家賃いくらなの!?」

「家賃ってか買った。値段は悠陽に口止めされてっから教えねぇけど。まぁ名義は俺だけどな。でも結構イイ部屋だよな。セキュリティもよさ気だし。で?いつから?」

「今日から…。」



住む…。



せっかく悠陽が借りてくれたんだもん…。



「でもパパリン…。」

「琉伊は何も言わねぇよ。悠陽が頭下げまくってたから。」



いつの間に…。



あたし、ここで悠陽を待ってる…。