俺様と双子達2

目が覚めた時は悠陽に起こされたんじゃなくて自分で起きた。



部屋が薄暗い…。



悠陽がいない。



時計を見ると夜の7時を回るとこだった。



完全に寝過ごした…。



ってか悠陽が起こしてくれなかったんだ…。



意地悪…。



悠陽の匂いがする布団に顔を埋めて泣いた。



しばらく泣いた後にベッドから起き上がって電気をつけた。



テーブルに置いてある悠陽からのプレゼント…。



リボンを解いて箱を開けてみた。



入ってたのはカギとキーケース…。



何のカギかわからない…。



その下にあった紙を開いてみた。



住所と地図…。



『琉伊君の許可はもらったから。悠陽』



それだけ書いてあった…。



まさか…。



悠陽からもらったカギをキーケースにつけて部屋を飛び出した。



「美羽!?」

「ヒナ君!!」

「お前何して…。」

「ココまで連れてって!!」



そう言ってヒナ君に地図を渡した。