俺様と双子達2

そのままJはタオルを持って来て隼人に差し出した。



「殺されるかと思った。」



笑いながらそう言うJからタオルを受け取った隼人は血が出てる右手にタオルを当てた。



出血が多いよ隼人…。



「隼人…。血が…。」

「あっ…。うん。」

「うんじゃなくて…。病院…。」

「大丈夫でしょ。」



バッと腕を押さえてるタオルを取った。



これはヤバイ…。



「J…。救急車…。」

「えっ!?そんなに!?」

「ヤダ…。隼人死んじゃう…。」

「車出すから乗って。」


それでも大丈夫だと言い張る隼人を車に乗せて病院に向かった。



血が止まらない…。



「隼人?」

「うん…。だいじょ…。」

「隼人!?ヤダ!!J急いで~!!」



隼人の顔色がヤバイ…。



隼人が死んじゃう…。



ギュッと押さえたタオルはすぐ真っ赤になった。