俺様と双子達2

それから場所を変えてJのマンションに来た。



隼人とソファに座ったらJがコーヒーを出した。



「隼人って生で見るとカッコイイね。何人?」

「関係ない…。」

「そ。で?隼人は俺にRiriをくれるの?訳してよRiri。」



そんなの隼人に言えるわけない…。



でも隼人は言えって顔…。



「やるわけないよね。」


隼人はコーヒーを一口飲んでそう言った…。



莉里は通訳だ…。



「俺は諦める気ないよ。」

「俺もやんない。何で莉里に執着すんの?」

「それは隼人が一番よく知ってるはずでしょ。同じ理由でRiriが欲しい。」

「バカ言ってんなクソが。」



話し合いなんかにはなってない…。



だってお互い引かないから。



タバコに火をつけた隼人はJを見ながらソファにもたれた。



「莉里じゃなくてもイイでしょ。」

「ヤダ。莉里が欲しい。不倫でイイから認めてよ。どうせ愛なんて長く続かないんだから。」



あたしがそう訳した瞬間隼人が火のついたままのタバコをJに投げた…。