俺様と双子達2

玄関にある女物の靴…。



「蒼君は?」

「今コーヒー飲んでる…。」



中に入ってソファに座ってる蒼君…。



シャワーを浴びた後なのか濡れた髪に千明君の服。



あたしに気づいた蒼君はチラッとあたしを見るだけですぐに目をそらした。



怒ってる…。



その時この前あたし達が寝たゲストルームから出て来た女の子…。



朱莉チャンじゃないよ?



誰!?



長いストレートな黒髪とナイスな身体…。



浮気…。



「あ、ど~も~。」

「えっ!?あ、どうも…。」



何浮気相手に挨拶してんのあたし…。



ってか蒼君…。



「おはよう。」

「おはよう蒼チャン。昨日は楽しかった~。」

「俺も楽しかったよ。」



あたしの目の前で堂々と何言ってんの?



なんか怒りよりも泣きそう…。



「で?なんか用?」



あたしにはソレ?