俺様と双子達2

涼司君も昔あいつに指導されたらしい。



「あの男容赦ねぇだろ~。」

「うん。なめられまくり…。だから黙ってらんない。」

「でも俺はアイツより厳しいぞ?」



マジ!?




でもそれくらいじゃなきゃ明日までなんて仕上がらない!!



「どう動けばイイ?」

「こんな感じ!!」

「………ドラマでここまでやんなよ…。」



俺も思う…。



でもどうしてもやらなきゃ!!



「ケガすんなよ~。」

「しねぇから本気で来て。」

「あ~い。」



俺の才能をなめんじゃねぇ!!



これくらい俺だって出来る!!



「ヤベッ!!」

「いっ…。」

「大丈夫か!?」

「だ…いじょ…ぶ!!」



本気になった涼司君は本当に凄い。



やっぱりキャリアが違う…。



「わりぃ…。」

「謝んないでよ。そのかわりもう1回!!」

「よし、じゃあやるぞ。」



涼司君は俺の練習に朝まで付き合ってくれた。