俺様と双子達2

このまま帰って来ないかもしれないもん…。



「気になるなら朝にでも迎えに行けば?」

「うん…。そうする…。」

「じゃあ俺は風呂入るからな。」



蓮さんって優しいな~…。



いつもこんなに優しいんなら亜香里さんが羨ましい…。



蒼君も優しいけどたまに怒るもん…。



蓮さんと話したあたしは部屋に戻って眠れぬ夜を過ごした。



次の日の仕事前に千明君の家に行ってインターホンを押した。



「あ、英梨。おはよ。」

「ちぃ君、蒼君いる?」

「いるけど…。今は会わない方が…。」



なんで!?



相当怒ってるとか…。



「会わせて…。蒼君と話したい…。」

「俺この先どうなっても知らねぇよ?」

「うん。」



マンションの玄関を開けてくれた千明君に中に入れてもらった。



エレベーターに乗って千明君の部屋に来た。