俺様と双子達2

こんな悠陽は初めて…。



「ヤバイなコレ…。ってか声我慢すんな。」

「でもっ…。」

「今日は俺と美羽以外いない。離れる前に目と耳と身体に覚えさせなきゃ…。美羽を。」



ヤバイ…。



そんな事言われたらあたし…。



涙出てきちゃう…。



「悠っ…。」

「ん?」

「あたし以外誰にも触らないでね…。」

「触んない。俺は美羽のだから。心も身体も。」

「ねぇ…。もっと…して?」

「壊れても知らねぇよ?」

「うんっ…。」



あたしも悠陽を忘れないようにしなきゃ。



この感覚とその顔と触られた指先の気持ち良さ。



唇の味とその声。



悠陽の優しさと強さ。



忘れないで耐えるから…。



だからあたし以外見ちゃダメだよ?



「愛してるよ美羽。」

「あたしも…愛してるよ悠陽。」



この気持ちも絶対忘れないからね?