俺様と双子達2

またお祭りとか来たいな…。



「美羽、走れるか?」

「えっ!?走れるけど…。」

「行くぞ!!」

「キャッ!!」



悠陽があたしの手を掴んで急に走り出した。



あっ!!



もしかしてバックレ!?



「逃げんなよ悠陽!!」

「じゃあなケンジ~!!」



人の多さと悠陽の足の速さにはついてこれないらしく、池内君の姿はすぐに見えなくなった。



また二人だ…。



「さ、帰るぞ。」

「もう!?」

「おぅ、今から花火だから。」

「見て行かないの?」

「部屋から超見えるって蓮チャンが言ってた。ケンジに捕まりたくねぇし!!」



悠陽がそう言うから手を繋いでまた別荘に戻った。



慣れない下駄で走ったから足痛い…。



「足いてぇの?」

「ん~…。ちょっとだけ。」

「見せて。」

「えっ!?」



足…。



めっちゃ恥ずかしい…。