俺様と双子達2

俺の肩に頭を置いて坦々と喋る美羽を見てわかった…。



俺がいつ言い出すか待ってた感じだ…。



「でもやっぱりいざ言われてみると…。キツイね…。」



ポタッと俺の腕に涙が落ちた。



やっぱり泣くんじゃねぇかよ…。



ごめんな美羽…。



「早く行ってもらいたくて…。いつ行ってくれるかと思ってたんだけど…。やっぱり…。」

「うん…。ごめんな?」

「待ってね…。1回やらせて…。」

「何を!?」

「1回だけ駄々こねる…。」

「うん?」



そう言った美羽は俺の目の前に立って俺を見下ろした。



ポロポロ涙が流れてる…。



「行かないでよ!!あたしは悠陽がいなきゃムリ!!寂しい思いさせないって言ったくせに!!あたしが浮気したって悠陽が文句言う権利ナイんだからね!!でも好き~!!!!」



美羽の本音だ…。