だって数えるくらいしか話した事ないし…。



「もしそうだとしても絶対流れんなよ。」

「何でそう思うの?」

「わかんね…。」



あたしは悠陽だけだって…。



悠陽以外考えられないもん。



「ズット悠陽の側にいる。」

「マジそうして…。」



その日はそのまま帰るまで抱きしめられてた。



大丈夫。



あたしは悠陽から離れないから。



でも次の日、ヒマな人だけが集まる生徒会室で事件は怒った。



数学の授業で寝てた悠陽はまた中先に呼び出し。



同じクラスの隼人さんはいなくて、先に生徒会室に1人で来た。



「早いね美羽。」

「池内君も…早いね。」



池内君と二人きりになってしまった…。



昨日の悠陽の話しとあの寂しそうな声と顔を思い出すと、今は池内君と二人になりたくない。



「あたし教室に忘れ物しちゃった!!」



そう言って生徒会室を出ようとした。