池内君になんて抜けないもん。



「悠陽、最近頑張ってんな。」

「そうだね。あたしも頑張んなきゃ。」

「明後日だっけ?」

「うん。」

「俺の姿、昔から見てるから大丈夫だろ。」



だといいけど…。



明後日はあたしの初めてのモデルの仕事がある。



パパリンが気を使って莉里とにしてくれた。



悠陽にまけないように頑張んなきゃね!!


「パパリン…悠陽カッコイイ~!!」

「それはよかったですね~…。」



この前見に来た時と全く別人のような悠陽にドキドキした。



流石ヒナ君の息子…。



他のモデルとは格が違うよ…。



「どうだった?」

「かなりカッコイイ…。悠陽!!超見なおした!!」

「それはどうも。で?今からなにする?」

「家…行きたい…。」

「俺んち?珍しいな…。」



だって…。



もっと悠陽に近づきたいんだもん…。



なぜか無性に悠陽の生活してる空間に行きたくなった。