本当に別れるの?



慌てて悠陽に電話をかけたけど、きっと悠陽は電源を落としてる。



繋がらない…。



「美羽?悠陽帰ったの?」

「ママリン…。どうしよう…。」

「何かあった?」



その後は涙しか出て来なくて何も喋れなかった。



あたしと悠陽は別れたの?



あんなに軽率に言ったあたしも悪いけど悠陽だって…。



そんな事考えたって後の祭り…。



バカだあたし…。



次の日は眠れずに学校に行った。



教室に入ると机に顔を伏せて寝てる悠陽…。



悠陽は今日から仕事お休みか…。



話しかけようとしたけどなんて言えばいいかわからなくて話しかけられなかった…。



「寝てんなよ天道。」

「いてぇ~…。殴んなよクソ教師…。」

「授業で寝たら大学行けねぇぞ~。」

「俺はこの学園の授業よりも進んでっから大丈夫だ。」



いつもの悠陽だ…。