【美羽】



悠陽が池内君に闘志を燃やしてる…。



あたしがこの前悠陽は負けじゃダメって言ったからかな?



でも池内君って話してみるとそんなに悪い人じゃないんだけど…。



「悠陽、今からデートしない?」

「今から仕事。ごめんな?」

「あたしも…行きたい…。」

「珍しいな?じゃあこのままいくか。」



何か悠陽と離れたくなかった。



悠陽が不安になってるような気がしたから…。



悠陽のそばを離れたくなかった。




「お、美羽。」

「パパリンだ!!」

「俺のカッコイイ姿見に来たのか?」

「違うよ。悠陽のカッコイイ姿見に来たの。」

「マジでショックなこと言うなよ…。」



だって本当のことだもん。



パパリンはかっこよくて自慢のお父さんだけどさ。



それよりも悠陽はもっと自慢の彼氏だもん。



「美羽、少し待ってろよ?」

「うん!!見てるから頑張って!!」



悠陽はあたしが大きくさせるんだもん。