「何か・・・色々あって。それに、高槻もゆっくりで良いって。」
「はぁ~!?どんだけヘタレなのよ。」
人を勝手にヘタレ扱いすんなよ・・・。
「・・・今からでも遅くないし、行けば?」
「へ?」
今から?
「今宵チャンなら、まだ帰ってないと思うし、あんたの答えが変わらないうちに言っちゃえば良いじゃない!」
「・・・そうだよな、ありがとう。俺、行って来る!」
俺は走って公園から出ようとした。だけど1つ思いだし、足を止めた。
「花音、俺を好きになってくれて、あろがとう!」
そう叫んだ俺の声が、花音に伝わってますように。