俺は思い立ったら直ぐに行動しなくては気が収まらなくなり、弁当を3分の1程残したまま立ち上がった。

そして、再びソファーの下から鉄箱を引き出すと、固い蓋を開けた…


そうだな、今度は「怒り」か?
怒りの感情など、百害あって一利無しだ。俺には全く必要が無い。



残りの3つのうち、左端の指輪を抜くと自分の指に嵌めた――


俺に怒りの感情など必要無い。
引き換えに欲しいものは、俺が切った時には血が流れない能力!!

どんなに切り刻んでも、例え首を切り落としても、一滴の血も流れない能力だ!!


もう3度目ともなれば、指輪が契約を認識した時の指に沈み込む激痛にも慣れてくる。

俺の顔には、歯を食い縛らなければならない程の激痛の中でも、左手を手に入れて鑑賞する自分の姿を想像して、満面の笑みが溢れていた。


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