路地に、まるで壁の一部であるかの様に立ち、女子高生が目の前に来た瞬間暗闇から両手を伸ばした。


右手は女子高生の口を塞ぎ声を、息すらも出来ない程に力を込め…
左手はずっと握り締め、汗ばんだスタンガンを女子高生の背中に当てた。

そして力任せに路地に引き込んだ後、右手を放すと同時に叫び声を上げる間もなく95万ボルトを放電した!!


真っ暗な路地に一瞬青白い火花が飛び散り、女子高生は空き缶の転がった地面に、膝から崩れ落ち前のめりに倒れ込んだ。

その様子を見た俺は、スタンガンを後ろのポケットに突っ込むと、女子高生の細い腰の辺りに馬乗りになった。


この瞬間…
狩人がまるで獲物を討ち取った時の様な興奮と、目の前にある指を今から切り落とすという高揚感が沸き立つこの瞬間、まるで神が咎人に天罰を与える様で俺は歓喜に震える。


そうだ――

俺の店に来ないお前は、罪を犯しているのだ!!


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