狭い作業室で響き渡る高笑いが、まるで悪魔に魂を売る契約の様だった。人間として踏み入れてはならない領域に、思考が飛んでしまった。

しかし、そんな自分を悲しいとは思わなかった。俺は既に次の行動を開始しようとしていたからだ。


10本の指の中で、左手の薬指が一番好きだ。
聖なる指・・・人間が契りを結ぶ指だ。

その薬指を切り落とすには、どうすれば良いのだろうか?傷付けず、綺麗なままで切り落とさなければならない。

手っ取り早く、鉈か斧で一気に切り落とすか?

・・・いや、それだと切り口が潰れてしまうかも知れない。狙いがズレて、違う位置を切ってしまうかも知れない。

だからといって、余り威力の無い道具だと骨で止まってしまう。


深夜まで考えていたが結局何も思い付かず、翌日ホームセンターに行って道具を探す事にした。