次のターゲットは、俺のすぐ近くにいた!!
1階のブティック店長の、広田さんだ。俺の理想の指を持っている事は既に分かっている事だし、住所もここからは結構遠い。
条件は全て満たしている…
探す手間が省け上に、先日の女子高生よりも逸品だ。
一応、一度確認しておくか…
俺は店を出ると階段を上がり、1階のブティックに向かった。
ブティックの中をガラス越しに覗くと、広田さんは商品の整理をしている所だった。
ちょうど店内に客がいる様子はなく、俺は店内に入る事にした。
「こんにちは」
「あ、いらっしゃいませ。
どうかしたんですか?」
広田さんは手を止め、俺の方に向かって歩いて来た。
「いや特に用事は無いんだけど、いつも紹介してもらってるから御礼を言いに…」
「御礼ですか?
それにしては、手ぶらの様に見えるんですけど…」
ああ、あの手…
欲しい、今すぐにでも切断して持ち帰りたい!!
.



