弘河玲欧の言葉で他の連中が私達を取り囲んだ。



玲「お前がどこの族か知らんが、仲間に手を出すヤツはどこの族だろう潰す。」



玲欧、あなたは変わった。
ううん、みんな変わった。
こんな事で気を立てたりするような人達じゃなかった。

全部、私のせいなんだろうか。



私の体は玲欧の言葉に反応し、震え始めた。


ギュッ


陽翔が私の手を強く握ってきた。
それと同時に、震えが徐々に収まってきた。


私は陽翔の顔を見た。
目が大丈夫って言っていた。



陽「俺の族を潰してみるなら潰してみろ!そう簡単には潰れねぇよ!返り討ちになるだけだから止めとけw」



最後の言葉いらない。
確実に調子乗ってるよ。
でも、そんな陽翔が心強い。



晃「言ったな。じゃあ、どこの族か言ってみろよ。」


陽「良いけどよ、聞いて後悔しても知らんけどなw」



陽翔の挑発行為が続いてく。
それでも、今の陽翔はカッコイイ。
誰にも負けない。そんなカンジがする。



祈「後悔するのは君だけどね。」


陽「じゃあ、言ってやるよ。
俺の族は


”桜嵐”


だ!!」