Believe*Future




ホームルームが終わり、急いで睦月の所に行こうとした。が



?「ねぇねぇ、君名前なんていうの?」


声をかけてきたのは朱久里祈颯だった。


「何で私なんかの名前を聞くの?」


祈「せっかく席が近くなったから♪♪
仲良くしたいなぁって思って。」


「神楽」


私は極力関わりたくない。
だから、名字だけ答えた。
答えなかったら、しつこいだけだと私は知っていた。


?「名前は?」


今度は真柴晃史が聞いてきた。


「神楽」


晃「下の名前。」


言わなかったら、面倒だよね?


「葵依。」


祈「神楽葵依ちゃんかぁ。
よろしくね♪葵依ちゃん。」


よろしくなんてしたくない。
そんなコトなんて、言えない。

私は、取り敢えずこの人達をスルーして、睦月の所へ行った。