数週間経ち、恭ちゃんは退院し、空輝は酸素マスクが外され、ちゃんと話せるようになった。

私は毎日のように病院に通っている。



陽「結愛、今日もお見舞い行くのか?」


「うん!」



桜嵐と輝神のみんなは後片付けが終わって、陽翔も学校に来れるようになって一緒にいる。



陽「送ってくか?」


「ううん、大丈夫。」


祈「僕が送ってくから大丈夫ですよ!」


陽「……毎回毎回、なんでお前らも一緒にいるんだよ!」


晃「なんでダメなんですか?」


陽「俺は、これっぽっちも許してないから!」


祈「なら、流輝と透にも言ってよ!」


陽「あいつらは、まだ信用できるからいいんだよ!」


慎「それなら、僕たちも信用されるように
行動すればいいだけですよ。」


晃、祈「なるほど!」


陽「そういう事じゃねぇよ!」



毎回、同じことをやってるのに飽きないのかな?って思う。



玲「俺が送ってこうか?」


「ううん、流輝が一緒に行ってくれるから大丈夫。」


玲、陽、祈「……なんで?」


「空輝が流輝に会いたがってるから。
玲欧、ちゃんと流輝を捕まえとかないと
流輝、輝神に入れこまれちゃうよ。」


陽「は?どういうことだよ。」


「空輝が流輝を気に入ってるの。」


流「俺も、空輝さんの話面白いから好きだよ。」


玲「輝神に行くのか?」


流「あはは、行かないよ。
じゃなかったら、戻っていかないよ。」


玲「ならよかった。」


流「結愛ちゃんもそんな冗談なこと言わないの。」


「冗談じゃないのに(笑」


流「じゃあ、そろそろ結愛ちゃん行こっか。」


「そうだね。」







 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


病室にて




空「来たか。」