祈「僕たちのこと、また仲間だと思ってくれるの?」


「仲間とはもう言えないけど、大切な友達だから。
友達だって、心配するよ。」


祈「……友達。僕も結ちゃんは大切な友達だよ!
何かあったら何でも言ってね!」


「フフフ、うん。ありがとう。
そういえば、他のみんなは?」


祈「屋上にいるよ。
流輝がじゃんけんに負けたから買いに行ったはずなのに
全然帰ってこないから迎えに来たんだ。」


「そうだったんだね。」



祈「結ちゃんも屋上来ない?」


流「うん、おいでよ。」



私はその言葉に頷いて、3人で屋上に向かった。




ガチャッ




祈「買ってきたよ!」


晃「流輝、祈颯遅せぇよ!」


流「ごめん、話してたら遅くなった。」


透「結愛。」


「…お邪魔します。」


晃「結愛と一緒なら早く言えよ!」


祈「えぇ、せっかく連れてきたのに。」



流輝と祈颯はみんなの元へ歩いていった。

私は立ち尽くしたままだった。
仲間になれない私は本当にここにいていいのかな?



流「結愛ちゃん、おいで。
俺たちは大歓迎だから。」



私は、流輝の元へ歩いて行った。



慎「陽翔さんとは一緒ではなかったんですね。」


「陽翔はまだやることがあるから当分来れないって言ってた。」


晃「俺たち、本当に任せていいのか?」


「そのへんは大丈夫。」


玲「あとで、礼を言わせてもらいたいから、
会わせて貰えるか?輝神と桜嵐の人たちに。」


「うん、分かった。伝えておくよ。」



私たちの会話はぎこちなかった。

それでも、懐かしく感じた。
前に話した時より穏やかな空気が流れてた。