「“ごめん”より“ありがとう”がいいな。」


恭「……ありがとう。妹を助けてくれてありがとう。」


「うん。私も側にいてくれてありがとう。」



私と恭ちゃんは微笑みあった。




恭ちゃんは当分入院することになった。

龍月のみんなも全ての間違いに認め、謝られた。
ちゃんと仲直り?ができたと思う。



そして、私は理事長室にいる。
陽翔は当分来れないって言ってたから暇を潰すためにいる。

桜嵐や輝神は残党がいないかの見回り、他のチームへの対応に追われてるため凄く忙しそうだった。



時「結愛、凄かったらしいな。」


「何が?」


時「存在感が。巳夜がテンション高めで言ってたぞ。」


「あはは。空輝の力を借りたからかな?」


時「そっか。俺も見てみたかったな。」


「……私、飲み物買ってくるね。」


時「あぁ。」


私は少し寂しくなり、理事長室を出た。