トントンッ


ガラガラッ



「恭ちゃん。」



酸素マスクと点滴が付いていた。



「恭ちゃん、ごめんね。」


恭「大丈夫だから。
ごめんねよりありがとうの方がいいな。」


「うん…。ありがとう。」


恭「それより大所帯だな。」


玲「同盟を組んでる仲間の見舞いだ。」



恭ちゃんのことをよく知る、双龍の総長、木永郁吹―キナガイブキ―が1番正義感の強いあいつが裏切れるはずない、あったとしても事情があるから。
そう言って、恭ちゃんのことを許していた。



恭「そっか。ありがとう。」


「恭ちゃんにも聞いてほしいことがあって来たの。」


恭「聞いてほしいこと?」


「うん。私の過去について。」


玲「…過去。」



私の過去を知っているのは、輝神の幹部だけだから。
家族も含めて。