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桜嵐の倉庫から俺たちは元龍月である小里流輝と中塚透を先導に龍月の倉庫に向かっていた。



だんだんと叫び声や金属音の音が聞こえてきた。
俺達もその音共にバイク音を響かせた。
奴らに気付かせるために。



あの2人のことを完全に信じてるわけじゃない。
結愛があの2人のことを信じているから、その気持ち答えただけ。陽翔みたいにあの言葉を出したら、きっと結愛は悲しむ。
だから、蒼聖が言ったように結愛だけを信じていることにした。



気づいたら、着いていた。
その辺に倒れているのは、龍月の下っ端と蛇鬼の下っ端だろう。



カ「雅、僕たち先に突っ込んでいくよ!」


「あぁ。俺と凌也は結愛の道に
ならなきゃいけないから頼む。」


ナ「任せて!さぁ!流輝くん達、一緒に乗り込むよ!」



そう言って、カルとナルは2人を連れて龍月の倉庫に乗り込んで行った。



凌「俺達も行くか。」


「凌也、気抜くなよ。」


凌「雅もな。」



俺と凌也は結愛が通りやすくするため道になりゆっくりと倉庫に向かって歩いた。



バタンッ


後ろから車のドアが閉まる音が聞こえた。
そして、普段感じない空気を感じる。



俺たちの本気をみせようじゃないか。
俺は黒い笑みを浮かべた。





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