それぞれのチームはそれぞれの場所に行った。



雅「俺達も行くか。」



私は頷いた。



巳「結愛は車ね。」


「うん、お願いします。」


巳「任せて、安全運転で行くから。
それからアレは車の中に入ってるから。」


「ありがとう。」



雅達のバイク音が鳴り響き、私が乗った巳夜さんの車は後ろに着いて行った。
そして、車の中にはアレがあった。



巳「結愛、準備はいい?」


「……うん。大丈夫。」



私がみんなを守るためにはこの方法しかないんだ。
だから、少しだけ力を貸してね。