雅「なら、もっと早く聞け。」



クスッ



ナ「結ちゃん?」


カ「何笑ってるの?面白かった?」


「うん!」



こんなやりとり何度も見てる筈なのに、暖かくて面白い。
ここは私にとって大切な場所であり、私の大切な人、人達が作った場所。
だから、くだらなくても面白く感じるのかな?



凌「じゃあ、行くか。
言い合いも終わったみたいだし。」


「そうだね。
雅、後ろに乗っていい?」


雅「当たり前だろ。」



そう言って、雅は私にヘルメットを被せ後ろに乗せた。
カルとナルは文句は言ってたけど、それが楽しそうに言っていたから大丈夫かな。



バイク音が鳴り響き、倉庫に向かってまた走り始めた。
静寂な夜の中に響くのはバイク音だけだった。
それが、凄く心地よく感じた。