目が覚め、ここが自分の部屋じゃない事に気づいた。



「そうだった。」



その言葉がこの部屋で響くことなく消された。



私は用意してもらった服を着て、下へ降りた。



恭母「あら、結愛ちゃんおはよう!」


「お、おはようございます。」



そこには、朝食の準備をしている恭成のお母さんがキッチンに立っていた。



恭母「昨日はよく眠れた?」


「はい。」


恭母「良かった。もうすぐ終わるから、
椅子に座って待ってて。」



私は椅子に座ることなく、キッチンに向かった。



恭母「どうしたの?」


「手伝います。」


恭母「ありがとう。じゃあ、
それお皿に盛り付けてくれる?」



頷き、盛り付け始めた。

手伝いをしながら恭ちゃんの昔の話とか色々した。