side恭成


隣の部屋には結愛がいる。

最初は誰か海にいるなぁって思う程度だった。
よく見てみると結愛だった。

海に入っていこうとしてる結愛を引き、家に連れてきた。


結愛の話を聞いて俺は戸惑いを隠せなかった。
結愛は気づいていなかったけど。


「はぁ…。」


結愛を助けたい。守りたい。
でも、俺にはそれが許されない。


大切な人が傷つく姿はもう見たくないのに…



どうしたらいいのか…




〜♪




都合悪く着信音が鳴り響く。



「もしもし。」


?「恭成、今どこにいるんだ?」



この声は郁吹だった。



「実家にいる。」


郁「まだ、そっちにいるのか。」


「あぁ。」


郁「そっか。」


「どうかしたのか?」


郁「緊急総会らしい。」