ご飯が食べ終わって、私は恭ちゃんの部屋にいた。
恭「聞かない方がいいよな?」
「……。」
恭「言いたくなったらでいいからな。」
「…ありがとう。でも、大丈夫。
聞いてくれる?」
恭「うん。」
恭ちゃんは、真剣な顔で私が話し出すのを見ていた。
私は、今まであった出来事を話した。
恭ちゃんは黙って私の話を最後まで聞いてくれた。
恭「話してくれてありがとう。」
恭ちゃんはそう言って、私の頭をポンポンと撫でた。
その瞬間、我慢してた涙が止まることを知らず、流れ始めた。
私の涙腺は脆くなって、私自身も弱くなったと感じた。
でも、今は恭ちゃんがいてくれるだけで心がホッとして安心していた。


