恭「俺たちびしょびしょだな。」


「うん。」


恭「ごめん、勢いよく引っ張りすぎた。」


「ううん、大丈夫。」


恭「とりあえず、家来るか?」


「え?」


恭「今、実家に戻ってるから。」



恭ちゃんは私の手を握って、私のペースで歩いてくれた。



恭「ここ。」



普通家より少しだけ大きな家で白を基調にした可愛い家だった。



恭「ただいま。」



パタパタッ



?「おかえり!
ってびしょびしょじゃない!
女の子まで!
着替え持ってきてあげるから、
先にお風呂入ってきなさい!」


恭「うん。
結愛先に入っておいで、風邪引くから。
拒否権ないからな。」


「うん。」



私が譲る前に恭ちゃんは私に入るように言ってきた。