巳「結愛、素直になってよかったでしょ?」


「はい。」



巳夜さんに頭を撫でられ、ホッとした。



流「それで、俺達は何をすればいいの?」


「…まずは、情報が欲しいから情報集めで、
繁華街や裏道、不良達が溜まりそうなところから
集めてく。」


流「黒パーカーの集団がどんな連中なのか
知る必要があるってことだね。」


「それもあるけど、蛇鬼の情報も集めたい。」


透「あの女か?」


「堀江美雨乃の情報も欲しいけど
蛇鬼が裏組織に繋がってる族として有名だから。」


流「蛇鬼が。
でも、蛇鬼ってあまり表に出てこないよね?」


「うん、だから蛇鬼と繋がりが深い族や
不良グループに接触する必要があるの。」


流「結愛ちゃん、物知りだね。」


「巳夜さんとかいろんな人に当たって調べたから。」


巳「ここには、いろいろ情報入ってくるわよ?
桜嵐の元幹部とか関わってた人たちが
出入りするから、その名残なのか
色々話してくのよ。」


流「そうなんですね。」


透「今から行くのか?」


「そのつもり。
今からの時間帯が結構集まるから。」


流「どこから?」


「多分、今繁華街行くと陽翔達に
会うかもしれないから公園とか空き地かな?」


透「バイクで行く?」


「ううん、警戒されたら困るから。
歩いて行く。」


巳「結愛、無理だけはしないでね。
何かあったら連絡すること。
2人がいるから大丈夫だと思うけど…。」


「分かってます。」


巳「流輝くんと透くん、結愛のことちゃんと見ててね。」


流「はい。」


透(コクッ)