涙が止まって、私は話をし始めた。



「2人のことは巻き込みたくなかったけど、
力になってほしいの。
もう、誰も嘘で傷つけたくないの。」


流「うん、分かってる。
結愛ちゃんの力に俺はなりたいって思ってる。」


透「俺も。」


「ありがとう。」



巳夜さんが持ってきてくれた、ミルクティーを1口飲んで、話を切り出した。


「桜嵐は私のお兄ちゃんと弟のチームなの。
私は、仲間となってるけど、
実際は仲間じゃないの。
兄弟だから、私は桜嵐に守られているの。」


流「姫とも違うの?」


「うん。姫にもなってないよ。
なんで、さっきの人があんな事言ったのかは
知らないけど姫でもないし、仲間でもないから
私は追い出す事は不可能なの。」


透「だから、あの時。」


「そうだよ。
例え、桜嵐のみんながそれを信じても
追い出すっていうことは出来ないってこと。」



2人は頷いた。



そして、私は起きた事件の事を話した。