ウィッグを取りながら言った。



「…流輝、透。
私の本当の名前は四宮結愛。
龍月の元姫だよ。」


流「!?」


透「!?」



流輝も透も驚いている。



巳「結愛が言ってることは本当だよ。」


流「ほ、本当何ですか?」


「本当だよ。
ずっと黙ってて…ごめんね。」


流「…結愛ちゃん。」


透「結愛。」


流「ずっと、探してた。
力になってあげたかった。」


透「俺も、謝りたかった。
あの時、早く信じればよかった。」


「ううん、いいの。
2人はちゃんと信じてくれたから。
だから、言う決心が出来たの。
ありがとう。信じてくれて。」


流「こっちこそありがとう。
信じてくれて、言ってくれて。」


透「うん、ありがとう。」



2人の言葉に心が温まり涙が零れた。
流輝が私に近寄ってきて、私の頭を撫でた。

それが余計に私の涙腺を弱まわらせた。


流輝も涙していたことを私は気づかなかった。