side 恭成



俺が通ってる学校から
たくさんの人が転校していった。

なんでも、その学校に
同盟を組んでいる族が居るらしい。
って俺の仲間なんだけど

最近は本当どうでもいい。



あの頃が凄く楽しかったから。
俺の日常に少しだけ色が付いたから。



だけど、その色はすぐにモノクロに
変わった。



俺は色のない町を見ながら家に帰ってる途中だった。




ドン



イテッ




背中に誰かがぶつかった。
俺ものろのろ歩いてたから一応謝ろうと
後ろを振り返った。



「すいません。」



先に謝られた。当たり前だけど
俺もすぐさま言った。



「こっちこそすいません。」



どこかで見た事あるような?



?「……恭ちゃん!」



恭「何で、俺の名前……それもその名……」




そう、恭ちゃん何て言うのはたった1人しかいないから
もしかして…………