恭「それで、何か考え事してたんだろ?」


「うん。」


恭「何かあったのか?
あの事件の事か?」


「同じ学校に堀江美雨乃が龍月がいるの。」


恭「そういえば、人減ってたな。」


「恭ちゃんに言っていい事か分かんないんだけど
今、私龍月の姫になってるの。」


恭「それ、本当なのか?!」


「うん。」


恭「また、いじめられてるのか?」


「ううん、別の名前使ってるから。
それにそのままだったら姫にはなってないよ。」


恭「……そうだよな。」


「今は、堀江美雨乃の素性を探ってて
何か隠してるみたいなんだけど
近づき過ぎるとまた同じ事が起きそうだから
どうしようかな?って考えてた所。」


恭「そういう事だったのか。」


「うん。」


恭「俺もそっちに行きたいけど、
事情があって行けないからあんま手伝えないけど
何かあったら言えよ!」


恭「俺はいつでもお前の味方なんだからな。」



(恭ちゃん。)


「ありがとう。」





恭「連絡先は変わったんだよな?」


「うん。みんなにバレないようにって
変えたの。」


恭「俺の連絡先覚えてるだろ?」


「うん。」


恭「俺は変ってないから、
困った事があったらいつでも連絡して。
飛んでくからさ。」


「うん!ありがとう!!」