慎「条件ですか。」


玲「いいだろう。聞いてやる。」


「私に関わらない、無理やり連れてかない。
詮索しない。それが条件。
飲めないならほっといてもらえる?」


祈「それじゃ、玲「分かった。」
え?玲欧?いいの?」


玲「あぁ。
姫にしちゃえば、守りやすくなるからな。」


晃「そうだな。」


祈「分かった。玲欧が言うなら。」


慎「では、条件と姫は引換ですね。」


玲「という訳で、これからよろしくな、葵依。」



後は、彼女に近づくだけだけど。
失敗したら、私が落ちてしまう。
慎重にいこう。



「よろしくはしないけどね。」



そう言って、私は嫌みっぽく笑った。





彼らが、その笑みにドキッと胸を鳴らしたことは知らない。