「…和沙、家どこ?」

「え?もうすぐだけど。」

「途中までにしようと思ったけど、やっぱ家まで送るわ。」

「家!?いや、いいよ。誠司くんに迷惑だろうし。」

「俺、やりたいことがあるから、それを達成するために、行ってもいい?」

誠司くんのやりたいこと?まぁ、それならいっか。















「ここが私の家。」

「さすが弁護士の家。ヤバイな。」

「いいから。まぁ、休んでいきなよ。」

「じゃあ、お言葉に甘えて、寄らせてもらうかな。」

玄関…あれ?鍵かかってる?急いで出てきたから鍵持ってきてないし。仕方ない、インターホンならすかな。