『もしもし、華?昼休みに何の用だよ?』

久しぶりの誠司くんの声。ヤバイ、泣きそう。

『華?おい、なんか言えよ。』

「…誠司くん。ありがとう。」

『!?その声、和沙か!?何でっ…華の番号だろ!?お前、華といるのか?』

「驚きすぎだよ。誠司くん、私ね…ううん。やっぱりいいや。」

『和沙、どこにいるんだよ?俺だけならともかくあいつらにも言ってないなんて!どんだけ心配してると思ってるんだ!!』

「…誠司くん。じゃあ、ね。ありがとぅ。」

『おい、かずっ…』