偽りの翼Ⅰ 




おい、おめーら。  


勝手に想像膨らませてんじゃねーよ。


特に後の2人。マジでボコしたい。


「お前らー、その辺にしとけ。
 裕翔キレてんじゃねーか。」


そう言ったのは副総長の隆史だった。


「隆史じゃねーか。どうした?」


「裕翔、新しい情報だ。」


仕事の話か…。


「なんだ?」


「最近、俺らの縄張りの繁華街の路地裏が荒らされてるらしいんだ。」


繁華街の路地裏…?あ、あそこか…。


「荒らされてる…?誰にだ?」


「詳しくはわからねぇが、女で"影を舞う蝶"と呼ばれているらしい。」


影を舞う蝶?女だと?


あそこには、強ぇ奴がゴロゴロいるはずだ。


女の力じゃ勝てねぇだろ、どう考えても。


ほんとに女なのか?


だとしたら、バケモノだぞ…?