「え?かぜ?」 「…そうだよ、かれんはねいきなり倒れちゃったんだよ…?もう、お母さんびっくりしちゃったっ」 ―――ああ、この時私の記憶は塗り替えられたんだ。お母さんの手によって。 それから5日後 「いつになったら、かれんはおうちに帰れるの?」 「あと、少しだよ」 何も知らない私は 起こったことを忘れて 3日後に退院した