偽りの翼Ⅰ 




「ごめんね、雅。」



『いいの、元気になってくれたから!』



………雅、ごめんね。



話さなきゃいけないね、ほんとのこと。




「ねえ、雅?」




『ん?』




「私元気になってないの」



むしろね、悪くなっちゃったよ




『え?どういうこと?』



「私ね……脳腫瘍なの。」



『え………?』


  
ごめんね、雅。




「まだ、初期段階だって言われた。」