でもね、いいんだ。 今ここで裕翔が、月影のみんなが私と一緒に笑ってくれる。 それってすごく幸せな事だよね。 そんなことを、裕翔のバイクの後ろで考えていた――――― 月影のみんなだったら私の病気のことわかってくれると思う。 だけど、心配かけたくないんだ。 みんなは優しすぎるから。 私のせいでみんなを悲しませたくない。 1ヶ月くらいしか一緒にいなかったけど、 私の中で月影の存在は確かにあって。 桜風のことなんて忘れられるくらい大きな存在になっていた。