「てめえっ!」



裕翔は、拳を振り上げた



「危ないじゃない」



ニコッと笑って裕翔の振りかざした拳を左手だけで受け止めた



ただ者じゃねえ。




そりゃそうか。陽蘭の総長、だもんな。







「ねえ、あなたたちあの子を助けたい?」



口角を上げて倉庫の中を指差す女。





そこには…




「花恋っ」