なんでこんな時に限って音を立てちゃうの……… 「雅、今の、聞いてた………?」 私はふるふると首を振る。 「聞いてないよね?ねえ、ねえ!」 私の肩を掴んで揺らす 「何も、思い出してないわよね…?」 なによ。思い出してないって。 私はなにかわすれているの? 「ちょっと、雅!」 私は走りだした。 家を飛び出して花恋との待ち合わせの場所へ向かう。